コンタクトレンズをはじめて使う方

製品の使い方

コンタクトレンズは、​高度管理医療機器です

コンタクトレンズは目に直接つけて使用するものです。使い方のルールをしっかり守らなければ、深刻な眼障害などのトラブルを引き起こしかねません。そのため、コンタクトレンズは、適切な管理が必要なものとして、心臓ペースメーカーや人工関節などと同じく、高度管理医療機器に指定されています。高度管理医療機器とは、副作用・機能障害が生じた場合に、人の生命や健康に重大な影響を与える可能性があり、適切な管理が必要として厚生労働大臣に指定されている医療機器のことです。

守っていただきたい4つのルール

ジョンソン・エンド・ジョンソンでは、使い捨てコンタクトレンズ アキュビュー® 製品をさらに快適にお使いいただくために、日々製品の改良につとめています。しかし目の健康のためには、それだけでは十分でないと考えています。どんなに品質の高い製品であっても、コンタクトレンズが目にとって異物であることに違いはありません。正しくご使用いただかなければ、ときには目に障害を引き起こすこともありえます。安全で快適なコンタクトレンズライフをお送りいただくために、以下の「4つのルール」を必ず守ってください。「4つのルール」には、最も大切と思われるポイントが盛り込まれています。

Rule1.
眼科医の検査・処方を受けましょう。

目にあわないコンタクトレンズの装用はさまざまなトラブルの原因になります。視力を補正するレンズの度数はもちろんのこと、人によって目の表面のカーブなどが異なるため、レンズのフィット具合も調べなければなりません。
また、角膜(くろ目)や、まぶたに病気があったりドライアイであったり、アレルギー体質であったりするとコンタクトレンズ装用によって病状が悪化したり、他の眼障害を引き起こすこともあるのです。快適で安全な装用のため、眼科医の検査と処方が欠かせません。

眼科医による検査が何故必要なの?

眼科医による検査であなたの目の健康状態を評価し、視力低下の理由が眼障害等の原因によるものではないか、また、コンタクトレンズ装用に適しているかを判断することが第一の目的です。目の状態によっては、1日のうち数時間のみ装用が可能な場合もありますし、1日使い捨てのように毎日新しいレンズを装用することで、装用可能と判断される場合もあります。
さらに、あなたに最適なレンズの種類はもとより、度数やベースカーブなどの規格を決定するのにも眼科医による検査が重要です。

Rule2.
正しい装用方法を守りましょう。

すべての使い捨てコンタクトレンズは、決められた期間の使用を前提に承認されています。交換期間を必ず守るようにしましょう。

※期間は実際に使用した日数ではなく、パッケージを開封した日からの日数となります。

一日の装用時間を守りましょう。

あなたの目の健康のために、装用時間(期間)は必ず守るようにしましょう。
装用時間および期間も眼科医の処方の一部とお考えください。つまりそれがあなたの目の健康、そしてライフスタイルにとって適しているということなのです。

Rule3.
定期的に目の検査を受けましょう。

コンタクトレンズの装用になれてくると、もう大丈夫だと思いがちになります。眼科に行くのも面倒になるでしょう。そのとき、あなたの目が危険にさらされているかもしれないのです。眼障害の多くは、発症時にはほとんど自覚症状が現れず、痛みやかゆみを感じ始めた頃には、病状が進行していることがあります。深刻な症状になる前に発見し、早めに治療するためにも、眼科医による定期的な目の検査が大切です。

Rule4.
適切なレンズケアを行いましょう。

ソフトコンタクトレンズの装用によって引き起こされる眼障害の原因の中で、最も多く、そして減らすことができるのが「レンズの汚れ」です。
汚れたレンズを装用すると、汚れに起因するアレルギー性の炎症や感染症のリスクが高まります。また、レンズの酸素透過性も低くなり、角膜に悪影響をおよぼす可能性もあります。
2週間交換終日装用タイプは、眼科医の指示に従ったケアを毎日行う必要があります。

※2週間交換終日装用タイプの場合。1日使い捨てタイプはレンズケアの必要はありません。

コンタクトレンズの装用方法とはずし方

コンタクトレンズの装用とはずし方

コンタクトレンズを使う前に

◎コンタクトレンズは高度管理医療機器です。必ず事前に眼科医にご相談のうえ、検査・処方を受けてお求めください。
◎ご使用前に必ず添付文書をよく読み、取扱い方法を守り、正しく使用してください。
◎少しでも異常を感じたら、直ちにレンズをはずして眼科医の検査を受けてください。

製品の内容について

製品パッケージ

製品パッケージ

添付文書

添付文書

※各製品が記載された文書が添付されています。

ブリスターパッケージ

ブリスターパッケージ

※製品パッケージ・ブリスターパッケージの写真は一例であり、写真と異なるものもございます。

レンズ

レンズ

ワンデー アキュビュー® ディファイン® モイスト® にはマークがありませんのでご注意ください。

乱視用にはスクライブマークがあります。スクライブマークは眼科医がコンタクトレンズの検査を行うときに確認する目印になります。

装用の前に

爪の長さ ✕ ○

爪の長さを確認しましょう

爪が伸びている場合は短く、角が無いように切ってください。

爪が伸びていると、レンズを傷つける場合があります。

手を洗う

手指は清潔にしましょう

手指を石鹼できれいに洗って十分にすすぎ、洗った後は水分が残らないように注意してください。

手指が汚れていると、レンズも汚れる場合があります。水道水が手指に付着していると、手指を介してレンズに水道水が付着し、レンズの膨張や変色が引き起こされる場合があります。また、水道水などには微生物が含まれている可能性もあり、それが原因で感染症などの眼障害を引き起こす危険性がありますのでご注意ください。

ワンデー アキュビュー® オアシス® MAX、ワンデー アキュビュー® トゥルーアイ®アキュビュー® オアシス® などが採用している「シリコーンハイドロゲル」は、たんぱく質がつきにくい反面、素材に含まれるシリコーンが油分の汚れを引き寄せやすい性質があるため、通常のソフトコンタクトレンズのケアと同様、ケア前には必ず石鹼でよく手を洗ってください。

容器の切り離し方

アキュビュー® 製品の容器デザインは製品によって異なり、大きく分けて2つのタイプがあります。

容器(プラスチックの容器本体とホイル)全体の四隅が直角になった四角いタイプのものと、容器のプラスチック本体部分の角に丸みを帯びたタイプでホイル下方のサイドに丸い切れ込みが入ったものです。

また、容器は通常5枚ないし3枚が横につながった状態で外箱に梱包されています。1枚の長いホイルにより、下にあるプラスチックの容器がつながっています(容器自体はつながっていません)。

それぞれの容器のタイプに合わせて、適切なホイルの切り離し方法をご案内いたします。

四角いタイプの容器

四角いタイプの容器

ホイル面を上にして容器全体を両手で持ち、二つの容器の接合部部を境に、山折りにして、左右の容器を下方向に反らしてください。

丸みを帯びたタイプの容器

丸みを帯びたタイプの容器

ホイル面を上にして容器全体を両手で持ち、左右に引っ張り、ホイルを切り離してください。

容器を切り離した後、一方(今回使用しないレンズが入った容器)のホイルが誤って破れていないか確認してください。ホイルが破れていると、保管中に保存液が蒸発し、レンズも乾いてしまいます。ホイルが破れてしまった場合には、ホイルが破れた容器のレンズからご使用ください。また、その際は保存液中のレンズに異常がないかご確認ください。

容器を切り離す際に、手指を切らないようにご注意ください。

ホイルが破れたブリスターパッケージ

ホイルの破れがないか確認

切り離した後、片方(今回使用しないレンズが入ったブリスターパッケージ)のホイル(ふた)が破れていないか確認してください。

ホイルが破れていると、保管中に保存液が蒸発し、レンズも乾いてしまいます。ホイルが破れてしまった場合は、破れた方のレンズからご使用ください。

開封前のレンズ

開封前のレンズの確認

ブリスターパッケージを軽く振って、ブリスターパッケージ内でレンズが保存液中に入っているかご確認ください。レンズの外観上に変形、変色、異物・汚れの付着、傷、破損などの異常がないこともお確かめください。異常があった場合はご使用を避け、当社お問い合わせまでご連絡ください。

レンズの取り出し方

アルミホイルをはがす

アルミホイルをはがす

アルミホイルはアルミニウムにビニール膜が重ねられた構造となっております。このアルミホイルを開ける際にアルミホイルを斜めに寝かせて引っ張ると、アルミニウムのみがはがれてビニール膜が容器上に残ってしまうことがあります。

片方の手でブリスターパッケージをしっかりと持ち、もう片方の手でアルミホイルを持ち、一旦アルミホイルを真上に引き上げるように少しはがしてからアルミホイルを垂直方向に引き上げるようにゆっくり開封されますと、ビニール膜が残らずきれいに開封することができます。このとき、アルミホイルやブリスターパッケージの縁で手を切らないようにご注意ください。

レンズを取り出す

レンズを取り出す

保存液に人さし指を入れ、ブリスターパッケージのカーブに沿うようにして指の腹でそっとレンズをすくい上げ、水分を軽く切って取り出してください。このとき、爪などでレンズを傷つけないように注意して下さい。

開封後のレンズの確認

開封後のレンズの確認

レンズを取り出したら指の上に乗せ、レンズ上の123マークやレンズの形状で表裏を確認し、レンズに欠けや破れ、変形等の異常が無いことも確認してください。

レンズに異常があった場合は装用しないでください。

ワンデー アキュビュー® オアシス® 乱視用ワンデー アキュビュー® モイスト® 乱視用ワンデー アキュビュー® ディファイン® モイスト®アキュビュー® オアシス® 乱視用には123マークがありませんのでご注意ください。

レンズのつけ方

水分を切る

1. 水分を切る

レンズの縁をつまみ、上下に軽く振り水分を切ります。

指にのせる

2. 指にのせる

利き手の人さし指にレンズをそっとのせます。このときレンズの表裏の確認を必ず行ってください。

指で目を大きく開く

3. 指で目を大きく開く

レンズをのせた手の中指で下まぶたを下に引っ張り、もう一方の手の人さし指で上まぶたを引き上げ、目を大きく開きます。

くろ目の上にのせる

4. くろ目の上にのせる

人さし指にのせたレンズをくろ目の上にゆっくりのせます。

目を閉じる

5. 目を閉じる

ゆっくりと何度かまばたきをすると、レンズがくろ目の上で安定します。

装着を確認する

6. 装着を確認する

もう一方の目を手でかくし、レンズが正しく装着され、よく見えるかどうか確認します。

レンズのはずし方

レンズをずらす

1. レンズをずらす

人さし指でレンズをくろ目より少し下にずらし、レンズを下方約半分がしろ目の上にのるようにします。(レンズをずらさずに無理にはずすと角膜を傷つけることがあります。)レンズが動きにくいときは、数回ゆっくり大きくまばたきをするか、眼科医の指示に従いソフトコンタクトレンズ用の目薬を点眼して、十分に水分を含ませてからずらしてください。)

レンズをつまむ

2. レンズをつまむ

親指と人さし指の腹でレンズの下方をつまんで取り出します。(このとき爪で目を傷つけたり、レンズを破損しないように注意してください。)

レンズの装用方法のご紹介

レンズのはずし方とケア方法のご紹介

レンズケア

レンズケアについて

アキュビュー® の2週間交換タイプのコンタクトレンズは、いずれの製品もレンズケアが必要です。レンズを目からはずした際は、必ずレンズケアを行ってください。レンズケアに使用できるケア用品については、眼科医にご相談ください。いずれの製品も化学消毒剤のみ使用できます。煮沸消毒はしないでください。

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