目の表面を覆う薄い粘膜を「結膜」といいます。しろ目とよばれるように、白いのですが、実は多くの血管が存在しています。充血とは、その血管が拡張し、血液の流れが増加することで赤く見えている状態で、充血は、目の疲れ、コンタクトレンズや紫外線などの外的な刺激、目の病気などによって起こります。
結膜の浅層部分の血管が拡張するタイプ(結膜充血)は、ドライアイや眼精疲労により、まぶたの裏側や結膜周辺部分が赤く見える充血です。アレルギー性結膜炎やウイルス性の結膜炎などの病気による場合もあります。一般に、充血と呼ばれているのは、このタイプです。ただし、目が赤いといっても、結膜の深層部分が赤くなるタイプ(毛様充血)もあるので、ご自身の充血がどのようなものなのか、眼科を受診して確認を受けておくとよいでしょう。