強度近視とは、眼軸長(眼球の前後方向の長さ)が異常に伸び、近視がより強くなった状態のことで、原因の多くは、遺伝的要因や環境要因と考えられています。正常な眼球の眼軸長は約24mm1)ですが、眼軸長26.5mm以上2)、あるいは屈折度数-6.0D(ジオプター:屈折の単位)以上2)~4)の場合、強度近視に分類されます。
近年、近視および強度近視は世界的に増加しており、2050年には2人に1人が近視、10人に1人が強度近視になると予測されています3)。