目を動かしたときに痛みを感じる場合、下記のように、いくつかの原因が考えられます。まずは、その原因をチェックしてみましょう。原因がわからない場合には、目の病気のほか、目以外の別の病気が潜んでいる可能性も考えられます。
目にゴミやホコリなどの異物が入った
目に小さなゴミやホコリなどの異物が入ると、「目を動かすと痛い!」と感じたり、ゴロゴロとした異物感を覚えたりすることがあります。異物が入った状態で目をこすったりすると、まぶた越しに異物を角膜(黒目)になすりつけてしまいますので、気になっても目をこすったりしないようにしましょう。目の表面が異物によって傷つき、感染症が起こるのを防ぐためにも、早急に異物を除去することが大切です。
目にコンタクトレンズ関連のトラブルが生じている
コンタクトレンズの破損や変形・ 長時間装用・ 不適切なレンズケアなどが原因で、「目を動かすと痛い!」と感じることがあります。この場合は、コンタクトレンズを外せば目の痛みが軽減します。しかし、目にトラブルが起きている可能性もありますし、フィッティング不良など、レンズが目に合っていない可能性もあるので、痛みを感じたら一度眼科を受診して、原因を詳しく調べてもらいましょう。
目の表面に傷がついている
目は非常にデリケートなため、乾燥やドライアイによって涙の量が不足すると、目の表面が傷ついてしまい、「目を動かすと痛い!」と感じることがあります。小さな傷であれば無症状の場合もありますが、痛みが生じている場合には眼科を受診しましょう。
目に何らかの病気がある
ほかにも、さまざまな目の病気が原因で、「目を動かすと痛い!」と感じる痛みが生じる場合があります。また、日常生活の中で起きる事故(木の枝やボールなどが目に当たるなど)も、このような目の痛みの原因となります。放っておくと目に炎症が起きるなど、悪化することもあるので、気になる症状があるときは早めに眼科を受診しましょう。