日中は仕事でパソコンを使い、夜は寝るまでスマートフォンを見るという人が、最近は多いのではないでしょうか。パソコンやスマートフォンのディスプレイを長時間見続けていると目が疲れ、「目が重い」と感じることがありますが、通常は、一晩ぐっすり眠ると治ってしまいます。しかし、一晩眠っても目の疲れが取れず、肩こりや頭痛といった症状が現れることがあります。このような状態を「眼精疲労」といいます1)。
十分な睡眠を取っているのに目の重さがなくならない場合、その原因は眼精疲労かもしれません。しかし、「眼精疲労だろう」と考えて眼科に行かないのは考えものです。眼精疲労や目の疲れを招きやすい病気が隠れている可能性もあるからです。まずは眼科で病気がないことを確認してもらうようにしましょう。