巨大乳頭結膜炎とは、上まぶたの裏側に直径1mm以上の大きなぶつぶつ(乳頭)が多数発生し、炎症が起きている状態です。アレルギー性結膜炎の一種で、コンタクトレンズの付着物などに対するアレルギー反応と考えられています。英語ではgiant papillary conjunctivitisで、GPCと略して呼ばれることが多くなっています。
アレルギー性結膜疾患診療ガイドライン(第3版)3)では、「コンタクトレンズ、義眼、手術用縫合糸などによる結膜組織に対する機械的刺激とアレルギー炎症を伴い、上眼瞼結膜に増殖性変化を認める結膜炎を指す」と定義されています。