加齢黄斑変性とは、網膜(もうまく)の中心にある黄斑(おうはん)という場所が加齢とともにダメージを受け、ものが歪んで見えたり、視力が低下したりする病気のことです。
目に入ってきた光は、目の中の網膜(もうまく)という部分で電気信号に変換された後、脳へと伝えられます。この網膜の中心部には、直径1.5~2mmの黄斑(おうはん)という場所があります。黄斑は細かいものを見たり色を識別したりするのに非常に重要な場所で、私たちは見たいものに黄斑が向くように目の向きを変えるということを無意識にしています。視界の中央は黄斑でみているため、黄斑が傷んでしまうと視界の中央の見え方に異常をきたすことになるのです。