ソフトコンタクトレンズが変形してしまう主な理由として、正しい使用方法を守っていないこと、コンタクトレンズの取り扱い方法が不適切であることが考えられます。ここでは一例をご紹介します。
ソフトコンタクトレンズの乾燥1),2)
レンズケース内のケア剤の量が不十分だった場合、コンタクトレンズがきちんと液の中に浸かっていないので、レンズが乾燥して変形してしまうことがあります。このような変形を防ぐためにも、レンズケースには、コンタクトレンズ全体が完全に浸る量のケア剤を注ぎ、レンズを浸すようにしてください。
水道水での洗浄や保管
ケア剤を切らしてしまったり、出かけた先で急にコンタクトレンズを外したくなった場合でも、ソフトコンタクトレンズを水道水で洗ったり保管したりしてはいけません2)~3)。レンズと水道水の浸透圧が異なるため、濃度を等しくしようとレンズの水分量が変化し、レンズが変形してしまう可能性があります4)。水泳や入浴の際にも、水やお湯が目に入ってレンズに付着すると、同様のことが起きてしまう可能性があるので注意しましょう。