中学生は小学生より、部活動や習い事など活動の場が広がります。それに伴って、眼鏡をかけたままでは難しい活動に遭遇する機会も増えてきます。では中学生の場合、コンタクトレンズを装用することはできるのでしょうか?
結論から言えば、コンタクトレンズの装用に年齢制限はないため、基本的には中学生でも使用することができます。ただし、眼科医の判断によります。たとえ高校生であっても、正しい取り扱いを遵守せず、定期検査を怠って眼障害を起こすようであれば処方してもらえないことがあります1)。逆に小学生であっても、正しい取り扱いができるのであれば処方してもらえることがあります1)。重要なのは、何歳だからということではなく、コンタクトレンズは高度管理医療機器であるという自覚のもとに、正しく使用することができるかどうかです1)。
中学生がコンタクトレンズを使用できるかどうかは個人差がありますので、希望する場合には、まずは眼科医に相談しましょう。眼科医は目の状態を検査し、コンタクトレンズの使用が可能かどうかを個別に判断してくれます。できるだけ保護者も同伴し、子どもと一緒に説明を聞くようにしましょう。
コンタクトレンズ装用者の低年齢化が進む中1)~3)、眼科医がコンタクトレンズを何歳から処方するかは、「必要があり、適応があれば何歳からでも」という流れに変化しつつあります1),2)。