子どもの習い事が多様化し、サッカーや空手、バレエやダンスなど、眼鏡装用が難しいスポーツや習い事の場合、必要時使用(週に数回程度)を目的として、小学生でもコンタクトレンズ装用を希望する場合があります。はたして、小学生でもコンタクトレンズは使用できるのでしょうか?
結論から言えば、コンタクトレンズの装用に年齢制限はないため、基本的には小学生でも使用することができます。ただし、眼科医の判断によります。たとえ高校生であっても、正しい取り扱いを遵守せず、定期検査を怠って眼障害を起こすようであれば処方してもらえないことがあります3)。逆に中学生であっても、正しい取り扱いができるのであれば処方してもらえることがあります3)。
小学生でもコンタクトレンズを使用できるかどうかは個人差がありますので、希望する場合には、まずは保護者同伴の上、子どもと一緒に眼科医に相談しましょう。眼科医は目の状態を検査し、コンタクトレンズの使用が可能かどうかを個別に判断してくれます。
コンタクトレンズ装用者の低年齢化が進む中2)~4)、眼科医がコンタクトレンズを何歳から処方するかは、「必要があり、適応があれば何歳からでも」という流れに変化しつつあります3),4)。