コンタクトレンズの処方せんとは
「処方せん」とは、本来、医師が医薬品を処方するために、薬の種類と量、投与方法などを記載した文書です。そのため、高度管理医療機器であるコンタクトレンズを購入するために、眼科医が発行する 「コンタクトレンズ指示書(指示書)」と医薬品の処方せんとは異なりますが、簡易的に、「コンタクトレンズ処方せん」あるいは単に、「処方せん」と呼ばれることもあります。
「コンタクトレンズの販売自主基準」2)では、購入者がコンタクトレンズを正しく、かつ、安全に使用できるように、販売業者に対して「眼科医の処方・ 指示に基づく販売」が推奨されています。
コンタクトレンズ指示書(処方せん)には、患者さんの名前や発行医療機関の情報のほか、「製品名」「製品の規格(ベースカーブ、度数、直径)」などが記載されており、具体的には以下のような内容が盛り込まれています。コンタクトレンズ指示書(処方せん)は、特定の製品の特定の規格と、基本的には一対一対応であるということになります。