目に炎症や感染症がある、まぶたに異常がある、病気などによって角膜(黒目)の知覚が低下しているなどの場合には、コンタクトレンズを使用してはいけません。また、ドライアイやアレルギー疾患のある方は、程度によって、コンタクトレンズが使用できない場合があります。現在、コンタクトレンズを装用中の方で、医師の診断の結果、これらの症状がみられた場合には、コンタクトレンズの装用を中止するよう指導される事があります。コンタクトレンズを使用する際は、眼科で検査を受けて、レンズを装用しても問題ない目の状態かどうか調べてもらいましょう。
コンタクトレンズを 使用できない人もいるって本当?
作成日:2022/12/13 更新日:2024/05/16
目に病気や異常がある場合
コンタクトレンズを正しく使用することが難しいと判断される場合
レンズケアや、装用時間、装用スケジュールの管理ができない、レンズ装用に必要な衛生管理が行えない、定期検査を受けられない、眼科医の指示に従えないなど、コンタクトレンズを正しく使用することが難しいと判断される場合には、コンタクトレンズを使用することはできません。
例えば、トラブルが起こった場合に、その状況を正しく保護者に伝えることができない低年齢の子ども、頻繁にコンタクトレンズをしたまま寝てしまう人、不衛生な状態でコンタクトレンズを装用する人などの場合、眼科医の処方を受けられないことがあります。
粉塵や薬品などが目に入りやすい環境にいる場合
工場や工事現場などで、粉塵が目に入りやすい環境にいる人や、研究機関などで薬品が目に入りやすい環境にいる人は、コンタクトレンズを使用しないでください。粉塵や薬品が目に入ってしまうと、目を傷つけてしまう可能性が高くなります。また、常時、乾燥した生活環境にいる人も、コンタクトレンズが使用できないことがあります。
この事例では、目の病気や異常の場合と異なり、絶対に使用不可というわけではありません。何らかの対策を講じることができるのであれば、それらを眼科医に伝え、コンタクトレンズの使用可否について相談するようにしましょう。
まとめ
コンタクトレンズを装用する場合は、必ず眼科医の指示に沿って正しく使用し、目の健康を守りましょう。コンタクトレンズを使用できない場合もあるので、迷ったときは眼科医にご相談ください。また、添付文書には、禁忌・ 禁止事項のほか、使用方法などに関連する使用上の注意や、レンズケアの方法などについても詳しい説明が記載されています。よく読んで、必要なときにはすぐに取り出せるよう、保管しておきましょう。