目の表面に張り付いて外れない場合
コンタクトレンズが目の表面に張り付いて外れない場合、乾燥が原因の1つだと考えられます。特に、コンタクトレンズを長時間装用したり、コンタクトレンズを装用したまま寝てしまったりすると、乾燥してレンズが張り付き、外れなくなることがあります。このような場合には、無理に外そうとしないでください。まずはゆっくりと何回かまばたきをして、コンタクトレンズと目に潤いを与えましょう。コンタクトレンズが動くようになったら、角膜(くろ目)を傷つけないようにゆっくりと外してください。
目の中で行方不明になって取れない場合
コンタクトレンズが角膜からずれて、目の中で行方不明になった場合、まず鏡を見ながら目を上下左右に動かして、結膜(しろ目)の部分やまぶたの内側にレンズがないか確認してみましょう。結膜のほうにずれたコンタクトレンズを探す場合は、慌てず目を閉じ、その後ゆっくり目を動かすと、コンタクトレンズが目で見える範囲に移動して、見つかる可能性があります。それでも見つからず、目に違和感もない場合は、いつの間にかレンズが外れてしまったとも考えられますが、レンズが見つからない場合には、眼科を受診して相談しましょう。
なお、コンタクトレンズが目の中で行方不明になり、外せなくなった場合、「もしかしたら、目の裏側(目の奥)に入り込んでしまったのかも」と不安になるかもしれません。しかし、目の表面を覆っている結膜は、まぶたの内側とつながって袋状になっています。そのため、レンズが目の裏側に入り込んでしまうことはないのでご安心ください。